最近はツイッターメインでしたが、久々にブログ書きたくなったので。
アリスインプロジェクト 初の大阪公演「アリスインデッドリースクール オルタナティブ・OSAKA」http://alicein.info/
2/25~3/1芸術創造館にて、25日、26日の2日間ゲスト出演させていただきました!
アリスインプロジェクトさんはセブンフレンズ・セブンミニッツを観劇させていただいたことがあり、
俺の中の『たかがアイドルの舞台』というイメージを『アイドル達が本気でお芝居している舞台』というイメージに変えてくれました。
そんな舞台に、何故か男装アイドルぶった山本太陽がお呼ばれしてしまったんです笑
【顔合わせ】
アウェイ感がハンパなく、しかも舞台が初経験者が多いので本読みは舞台経験者達との実力差がありグダグダ…
これは、これは、という印象でした。
【稽古参加日】
東京で仕事の為、稽古参加は初日1日前の24日(月)のハコ入りの日。
本読みでしかあったことのない彼女達に再会。
この時点でもアウェイすぎて、たぶん誰とも会話することを避けていたと思います笑
アイドルの女の子達とどこまで近づいていいのか、距離と空気感がわからなかった。
彼女らは1ヶ月間毎日のように稽古をしていたし、ゲストということもあり、近寄りがたかったです。
ちなみに、楽屋の席は右隣が梅田悠さん、左隣が八木沙季ちゃん。
これが梅田さんとの初会話だった気がする笑
↓女の子だらけで馴染めてない顔
場当たり稽古がスタート。
10年ぶりの舞台を踏みしめる。
小さい頃は落語家・桂茶釜さんの劇団に入っており、なんば花月などで子役として出演。
その後、大道芸などの活動をしていた笑撃武芸団(現在は笑撃舞踊団)のジュニア時代劇で白虎隊役から男装を始めました。
和歌山マリーナシティーにて大道芸パフォーマンスを一人でしに行ったり、和歌山駅周辺で大道芸をしたり、着ぐるみアクターとして活動もし、次に舞台の裏方に興味をもち、舞台照明の仕事をしてました。
その経験を生かし、マジックアワーカフェを立ち上げ活動を開始して4年目。
良い仲間に恵まれ、たくさんのイベントプロデュースを行っておりました。
そんな、もう舞台裏方に回った自分が、また舞台に立つなんて思ってもみませんでしたね笑
しかも、自分が照明を打たなくても照明がきて、自分が音楽を流さなくても勝手に流れ、合わせてくれる。
(今回の演出の伊藤えんまさんは音響もされてました)
裏に戻るとヘアメイクさんが居て、衣装をアイロンをかけてくださる衣装さんがいる。
なんて、至れり尽くせりの舞台。
大道芸野郎にはもったいない、もったいない笑
もう一人のヘアメイクのみづえさんは写真NGらしく…笑
こまきさん『太陽さん、髪、どうされますか?』
太陽『え、あ、大丈夫です、ヘアアイロンだけかしてください』
実はヘアメイクさんが苦手で、お世話になったことがないんです。
特に、アイドルのヘアメイクさんは。
可愛くされてしまっては、男装もくそもない!!と、思うタイプです。
ましてや、可愛いアイドルが20人ほどいる…、ヘアメイクさんの手を自分に煩わせてしまっては…
と、自分でやってると、手が空いたKOMAKIさんが
『太陽さん、太陽さんって帝國歌劇団ですよね?前にサイト見たことがあって、今回フライヤーで見て、あの太陽さんだ!って思ったんです(*^^*)』
一瞬で心開いてしまいました←単純
他のアイドルの子たちは大きな事務所に所属していて、『このサブカル団体なんや?』って思われているんだろう…なんて思っていたので、すごく嬉しかったです。
太陽『KOMAKIさん~、俺、客席から見て前髪長ないですか?切ってきます、ハサミ貸してください』
KOMAKIさん『そうやね~え、トイレで!?』
太陽『…戻りました、き、切り過ぎました』
KOMAKIさん『リヴァイ兵長みたいだから大丈夫、大丈夫!笑』
ってな具合に、2日間で仲良しに笑
前髪よ…笑
【稽古場当たり】
松田栞ちゃん(同役28日、1日のゲスト)の演技を見せていただいてから、みんなとはじめて合わす。
自分の中で構築した《竹内珠子》を披露。
まったく台本通りでは無いアドリブ芝居で、初舞台のアイドルの子達を動揺させてしまう…。
しまった…。
台本なし、リハなし、の大道芸やパフォーマンスをしてきた自分にとっては台本通りにしないことが当たり前だったので、なんとも思ってなかったのに、彼女たちの動揺した表情を見て、青ざめてしまった。
1ヶ月懸命に練習をしていた女の子達の邪魔をしてしまった…。
ゲストが、せっかくの面白い台本のお芝居の邪魔をするなんて、最悪じゃないか…。
照明さんともタイミング合わず、音楽ともタイミングが噛み合わない…。
もどかしくて、本番1日前のこの練習参加できなかったことに本当に申し訳なくなった。
どうしたら、彼女らと合わせてあげれるだろう。
どうしたら、男装として彼女らを引き立たせてあげれるだろう。
悩んで、愚痴をこぼして、芸術創造館の屋上のような場所で一人で反省した。
彼女らもまた自分のシーンを練習しなきゃいけないのに、俺のために時間を割いてくれた。
舞台監督さんも台本読みながら付き合ってくれ、練習日が終わった。
実家に帰る電車に揺られながら、反省ばかりだった。
②へつづく…