いつもブログを読んでいただきありがとうございます。
今日は、珍しく自分の話をしてみようと思います。
朝起きたら恥ずかしくなるだろうけど、書いてみようと思います…。
自分は姉2人居る末っ子なんですが、3人目ということもあり「男の子が欲しかった」と父に言われて育ちました。
父が大好きだったので父に必要とされたい気持ちがあって、幼少期から父が好きな野球、ゴルフを一緒にして、父が必要としてくれる男の子のような子になろうと思いました。
でも、ゴルフがなかなか上達せず、父に見放されゴルフをやめました。
ある日、漫画を描いて見せたら父に褒めてもらいました。
すごく嬉しくて、漫画家になろうと思いました。
そのときから、『誰かに必要とされたい』という気持ちが強い人間だったんだと思います。
姉が芸能界デビューすることになりました、それから父と母は姉につきっきりになり、寂しくなりました。
友達に「お前の姉ちゃん、芸能人だろ、好きな芸能人がいるんだけど、サインお願いできないかな」
とか言われることが多くなりました。
が、俺は姉とあまり話したことがなくてお願いすることができませんでした。
友達にがっかりされることが多く、申し訳ない気持ちになりました。
友達に「じゃあ、お前が有名になったら好きな芸能人に会わせてくれる?」
と言われました。
『無理や、俺は芸能界に向いてないよ』
姉の芸能界の辛さ、苦しさを母から沢山聞いていたので、芸能人には絶対なりたくないって思ってました。
お芝居は幼い時から習い事でやっていたけど、目立ちたい、芸能人になりたいというよりは役になりきって現実から離れたいって気持ちだったんだと思います。
そこから、漫画と演劇を続け、コスプレをはじめ、でも、ただ1人黙々と撮影するというコスプレ撮影。
人に撮影されることが嫌いな俺は、自分の世界を楽しんで生きてきました。
自分の為にだけに生きる身勝手な世界を。
和歌山に住むことになったとき、和歌山の素晴らしさ、可能性にびっくりしました。
御三家の紀伊藩、なぜこんなに素晴らしい街なのに、あまりみんな知らないんだろう。
和歌山の為になんかしたいなぁと思いました。
そのとき、メディアで注目されはじめていたクールジャパン(日本のアニメ、漫画などの世界的市場)。
せっかくコスプレもしてるし、演劇で鍛えたパフォーマンス能力もあるし、フリーでデザインの仕事もやってるからデザイン能力もある。
自分の特技を活かそうと、そう思い立ち上げたマジックアワーカフェ。
参考にしたのは映画、マジックアワー。
あの映画のように、お客様もキャストもみんなの夢を叶えれる場所を作りたい。
『夢』のある仲間を集め、必ず面接時に『夢はなんですか?』と聞くようにした。
作ったお菓子をみんなに食べてもらいたい。
有名なコスプレイヤーになりたい。
みんなを笑顔にしたい。
好きなことしてお金を稼ぎたい。
アニメや漫画に携わるお仕事がしたい。
『夢』を持っていた。
その『夢』を叶えさせてあげることができたら、これこそがマジックアワーなんじゃないかって。
でも、俺が不甲斐ないばかりに第一回目、第二回目とマイナス。
マイナスはみんなに負担させたくなくて、全部自己負担。
次々に人が辞めていき、1人になった。
俺は、誰1人の夢も叶えてあげれなかった。
俺には、人の夢を叶えてあげる力なんてなかった。
自分が力も無いのに、夢を持った子達になにができると思ったんだろう。
バッカじゃねぇの。
俺がもっと凄い人なら、
俺がもっと有名人で力を持ってたなら、
有名になれてたら、
『有名人になりたいんです』
メールでキャスト募集してきてくれた、喜屋武からのメール。
そして、
『有名になって妖精を世の中に広めたいんです』
メールで募集してきてくれた、御子神からのメール。
あんなに有名人、芸能人にはなりたくなかったのに、有名にならないと夢は叶えられないことに気付いた。
俺が有名になったら、全員の夢が叶うんやろ…
一緒に有名になろうや!!!
『太陽くんは優しい』
『太陽くんの考え方尊敬する』
って言ってくれるけど、そんな尊敬できるような人間じゃないよ、誰かに必要とされたいだけの、こんなちっさな生き方。
俺は自分の為だけに生きることもしてきた、でも、1人じゃあんまり楽しくなかった。
姉に頼めばいくらでも芸能事務所を紹介してもらえるし、有名にいつでもなれることも知ってる。
でも、自分の力で、人の為に生きることが、人に必要とされて、人を幸せにできて、自分も幸せになれる。
君が必要としてくれるなら、俺は王子様にだってなろう。
君が必要としてくれるなら、俺はなんにだってなれる。
偽善者、ロマンチストと言われても全然いいよ、
そうやってカッコよく生きていこう。