一昨日、ようやく8月12日~23日まで池袋シアターKASSAIにてセミロングラン上演された『アリスインデッドリースクールビヨンド』が千秋楽を迎えました。
なぜ、自分がこの作品に出演させていただいたか。
そんなことを交えながら、感想を書いていきます。
ことの始まりはアリスインデッドリースクールオルタナティヴ大阪公演ゲスト役で出演させていただいたとき。
今だから言えることですが、はじめて台本を読んだとき、この作品がループ物だと考えるなら、1回目のループでは『なんて単純で奥がない、ペラペラなストーリーなんだろう』と思いました。
ただ、急に動く死体が現れて、少女達が逃げ回り、それぞれの結末を迎える…。
次に名古屋公演でゲスト役で出演させていただいたとき、この作品の魅力にやっと気が付きました。
『ペラペラな作品』と思ってしまったことを後悔するくらい、この作品の魅力に気付いてしまいました。
なににどう気づいたのかはまだちゃんと説明できるほどの言葉が見つからないのですが、『この作品はむちゃくちゃ面白いんじゃないか』と気が付きました。
まるでフランスの児童文学のように、
子供にも簡単に理解でき、大人も十分楽しめる作品。
名古屋公演を終え、コミック版アリスインデッドリースクール(http://www.amazon.co.jp/アリス-イン-デッドリースクール-電撃コミックスEX-小島アジコ/dp/4048651633)が発売。
購入して読んでみると、また全然違うアリスインデッドリースクールが広がる。
大阪、名古屋、コミック版…
この全ての世界が脳内に記憶として刻みこまれる。
この全ての世界の記憶を携え、このアリスインデッドリースクールという作品に更に関わっていくと、どうなるんだろうと思った。
そして、アリスインデッドリースクールビヨンド、16公演のループに立ち向かう。
絶対同じ動きや動作はしない、と本当に地味ですが、ほんの少しだけ16公演すべて違う動きを入れてます。
自己満足で終わらせたいので、なにがどう変えたかは語りませんが笑
漫画を読んだ方は知ってることなのですが、キーワードを上げてみます。
・愛心学園出身(珠子の先輩だが、舞台では珠子が同じ学校卒業ということを知らないが、珠子がこの学校出身だと言っても自分も同じだとは言わない)
・在学中はソフトボール部(これも舞台では言わないが、漫画でソフトボールが異常に上手いというネタがある)
・叩き上げ小銃小隊副隊長(叩き上げということは高校卒業後すぐに自衛隊に入った、階級は士長)
・動く死体の頭を何体吹っ飛ばしても、パンを食べれる精神力(もしかして、この人レンジャー課程修了してる…?)
・珠子を庇い、動く死体に肩を噛まれているが、あまり痛みを感じていないほどの精神力。
そして、柏村のセリフで一番好きなセリフ、珠子役のときにどうしても言ってみたかったセリフ。
『怖いときは怖がれ、ビビリのほうが生き残れる』
これは最後の最後まで、怒鳴るか怒鳴らず優しく言うか悩んだなぁと。
怒鳴ることで、あまり心には響かない言葉になってしまってたら嫌だなぁ…と。
今だにこの言い方が正しかったのかがわからない。
そこだけが、今回のアリスインデッドリースクールの未練かな。
おっと、未練を残してしまった…笑
こりゃ、成仏できないなー、またループかなぁ……。
さて、名古屋以来、山本太陽の恒例となりました、ご来場の皆さまに楽しんでもらえる祝い花の代わりのなにか、ですが。
乗せてくれて本当によかった…。
あとは、
でしたね!
お楽しみいただけましたでしょうか?
でもね、全身パネルは見飽きると思うんですよ。
なので、
(俺の顔面で遊ぶキリコ役のまぁこちゃん)
これで、ご来場の男性の方にも楽しんでもらえるだろう
俺の顔のサイズに大体の人ははまらない。
↑脚本家の麻草さん
もう、2度と顔出しパネルにはしません笑
でも、俺の中でのベストヒットは…
次のブログに続く……